弊社は創業以来、海外プロジェクトのお手伝いをさせて戴いています。 過去の実績では、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナム、インド、韓国、中国、アルジェリア、アブダビと東南アジアを中心にコンクリートの配合(調合)計画、品質管理、調査・診断、補修と様々な業務となっています。近年のグローバル化が進む中、また、日本のゼネコンの積極的な海外プロジェクトの受注が多くなっている状況で今後も弊社の出る幕が増えることと思っています。
今回、取り上げるトピックスは海外にある某日系石油会社の事務所棟、設備棟、ゲストハウスなどの建物調査・診断業務です。
この業務は、最初にその石油会社の築約40年経過した建物の調査・診断をイギリスの大手コンサルタント会社に委託、その結果、建物としては健全ではないので人が中に居ることは危険で避難しなければならないとの判断だったそうです。突然、危ないと言われたその石油会社は当然ながら困窮し、某日系プラント建設系企業(C社)に相談をしました。
そして、そのC社より弊社に話があった次第です。
C社との初回の打合せで、その石油会社からは調査をして建物の寿命を診断してもらいたいとの事でした。しかしながら、
日本の場合、建築では建築基準法があり何らかの基準での判断は可能ですが、現地では法整備がないとのこと。
そうなると、調査結果と経験的な判断しかないとのことで、それを了解頂き、業務を受けることとなりました。
イギリスのコンサルタント会社での調査結果資料を戴き見てみましたが建物が供用できない根拠が良く解りませんでした。 そして、調査項目は我々が考えていることと殆ど変らず「コア強度」、「中性化」、「塩分含有量」、「鉄筋腐食度」「ハツリによる鉄筋の腐食の程度」他目視調査です。
建物数が多く、調査は何回かに分けることとなりました。第1回目は2010年に行い、調査の結果、弊社としての寿命年数の回答は確実な根拠はありませんが、各調査項目の結果と実際の建物の目視結果より10年としました。C社ではもっと工学的な根拠で8年という回答でした。回答がニアだったので正直ホットしました。
第2回目は翌年の2011年に行い、同一敷地で同時期の竣工のため調査の結果は殆ど変りませんでした。第3回目は今年に行います。但し、今回は随契という訳にいかず何社かの競合となりました。その中で我がC社・弊社のJVは 技術評価が一番とのことで、幸い仕事は頂けることとなりました。
以上、このプロジェクトでは多少なりとも弊社もグローバルビジネスの仲間入りができたのかな? という想いです。 |
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